こんにちは！
弊社は兵庫県尼崎市に拠点を構え、機械据え付け工事や溶接工事などのプラント工事全般を行っているユウセイ株式会社です。
溶接工事は配管工事でよく用いられますが、実際の現場ではどのような溶接方法を使っているのかよく知らない方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回のコラムでは、配管工事に用いる溶接方法についてご紹介します。

被覆アーク溶接

被覆アーク溶接とは、フラックスという被覆剤を塗った溶接棒と母材の間にアークを発生させることで、溶接棒と母材を溶かして溶接する技術です。
溶接棒のみで溶接できるため、機動性に優れている溶接方法です。
転々と場所を変えつつ作業をする必要がある配管の溶接工事には適しています。
しかし、配管の溶接に必要な裏波溶接は、被覆アーク溶接では難しいです。
ちなみにアークとは気体放電現象の1種で、2つの電極間で放電させたときに形成されるプラズマのことです。

Tig溶接

Tig溶接とは、不活性ガスで溶接部をシールドしながら、タングステンという電極棒を使って、溶加材と母材をアーク放電によって溶融させることで溶接する技術です。
溶加材と電極が独立していて使いやすいため、裏波溶接が必要な配管の溶接でよく使われている技法です。
また、幅広い種類の金属に使用できるので、ステンレスやアルミニウムなどを主材とする配管工事では、大抵Tig溶接が採用されています。

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